弊店は総本山身延山久遠寺様大本堂ご建立に際し、諸尊と荘厳仏具(人天蓋・幢幡・吊灯篭)の製作のご拝命を賜り光栄に浴しました。
屋根
擬宝珠付、雲透し彫菱形、龍付
龍は全身の彫刻で、前足より後は胴体を屋根の上に乗せ、八匹の尾は個々に中心部に向けて固定してあり、後足もあって生体と同じ。
本金箔押、一部淡彩色仕上げ
框
本堅地黒塗蝋色研仕上げ、透し彫本消メッキ金具打
ニ重欄間
上部−横格子透し本岩緑青仕上げ 下部−牡丹両面透し彫り本金箔押、表面淡彩色仕上げ
欄間下
総瓔珞形式で瓔珞と交互に牡丹両面透し彫の彫板(本金箔押、表側淡彩色仕上げ)を吊下げる。
瓔珞
(八本)宝相華透し四ツ枠
親・子・孫枠共四ツ枠、風鐸付、総本金箔押
内側
折上げ格天井、中央八葉蓮華より三月堂様式で橘と橘を彫刻(八本)本金箔押淡彩色仕上げ、橘の彫刻の間に光線状の棒各3本入り、プラチナ箔仕上げ
擬宝珠付、雲透し彫菱形、龍付き
本金箔押、ー部淡彩色仕上げ
胴
上・中・下3部分で下幡付き
上部−八十九世竹下日康法主貌下ご染筆お題目を八面に群青色仕上げ浮文字にて奉写、施エ
中部−牡丹透し彫り本金箔押、淡彩色仕上げ本金箔押裏板付
下部−幡蓮地透き浮面無地、幡先牡丹花びら形付
下幡−幡蓮型地透き浮面無地、幡先牡丹花びら形付
底部八葉蓮華彫入り淡彩色
親・子枠・四ツ枠、総本金箔仕上
擬宝珠付、菱形(無地)蕨付瓔珞下り
連子
本岩緑青彩色仕上げ
幡蓮型幕板
−牡丹透し彫本金箔押淡彩色仕上げ
幡先牡丹花ぴら形付
火袋
牡丹透し彫本金箔押淡彩色仕上げ
裏板−白色岩料仕上げ
腰板−香狭間入り
底
蓮華受華彫本金箔押仕上げ中心に瓔珞下り
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