喪中はいつまでお宮さんに行ってはいけないのですか

 

喪中につき年賀欠礼などというお便りをいただいて、ああ○○さんのところは喪中だったなあと、思い起こすことがありますが、他人にとってはともかく、身内の者にとっては派手な着物も着たくないし、おいしいものをたペても味がなく、何かことがあれば、善きにつけ、悪しきにつけ、たとえ寝ていてもよいから生きてさえいてくれたらなあ、と思うのが喪に服しているものの気持でしょう。家の者といっても、親、子、兄弟とそれぞれ昔からいわれている服喪の期間は連いますが、一応の目安は満中陰=四十九日までを考えたらよいと思います。

昔から中陰の期間中は、この世から彼の世ベの道中と言われていますが、七日七日の追善法要を重ねる毎に、亡くなったという実態が深まり、ただかきくどくばかりであったような悲しみも、進んで追善をつんであげたいという気持に変っていくようです。こういう生々しい悲しみの気持ちのある限り、つつしみの心の続く限り、お宮参りといわず、他のことでもやたらと外向きのことをしないのが、自然のことではないでしようか。

◎もろもろの敵意は敵意によりていつまでも鎮まることなし。ただ敵意なきによりて鎮まる。こは、古今を通ずる法則なり(中部経典)



お経をあげるとどんなご利益があるのですか


なぜ七、七、四十九日の法要をいとなむのですか


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